何時も君は云っていたね。 貴方が居ないと私は生きていけないと。 僕の隣で猫のように丸くなって
僕の名前を呼びながら 応えると何でもない、と笑う君。 僕はどれ程愛したことか。 小走りでついて巡回る君を 疎ましく思ったときもあるけれど 僕は君を抱き寄せて 色んな事を囁いたね。
でもどうしてだろう。 何時も隣にいた君は まるで霧のように消え去った。 理由など分かりはしない。 でも知っていたよ。 君は僕が居なくても生きていけると。
それでも僕は、愛しているよ。